ボタニカル研究所

お庭の植物で自家製スパイス!

10月です。秋らしい涼しさを感じる日が増えてきました。

今日は、お庭で植えた植物たちで自家製スパイスを作ろう!という内容です。

まずはスパイシーな唐辛子です。(品種:「サントリー ジャワSPICYとうがらし」)

4月頃に大きめの植木鉢に植え付け、今もたくさん実をつけています。家庭菜園の醍醐味は、必要な時に必要なだけ、新鮮なものが収穫できることですよね。若い果実(写真のグリーンの方)は刻んでスパイスとして炒め物に。キリリとした辛みが食欲をそそります。大人カレーに最高ですよ。よく熟した果実(写真のレッドの方)は乾燥させて長期保存できるスパイスに。鷹の爪のような感覚で使えて重宝します。

虫よけとして、そのままお米などの保存容器に入れておくのも愛らしくていいですね。

そしてもう一種、過去のブログでもご紹介しましたローリエです。

ローリエは月桂樹という名でも呼ばれます。樹形は美しくスレンダーで、比較的害虫もつきにくい、育てやすい樹木です。大きめの鉢ならベランダ栽培にも向きます。ローリエは乾燥させて使えばより香りが強く、えぐみも消えるのでおすすめです。新芽より成長した古葉の方が香りが良いのが特徴です。葉っぱを採って洗って干しておくだけです。乾燥したら瓶などの保存容器に入れて保管します。シチューやポトフ、カレーなどの野菜を煮る際に数枚入れるだけで、お料理の品格がグッとあがります。

剪定した枝から挿し木で増やすこともできるので、香りを楽しみながら一枝プレゼントするのも素敵ですよ。

まだまだご紹介したい植物もありますが…。今日はこのあたりで!皆さんもお庭で植物のある暮らしを楽しんでくださいね。

 


「令和」の出典『梅花の宴』を読み解こう!

 

令和元年が5月1日にスタートし、元号が平成から令和に代わり4か月が経ちました。新元号「令和」が現存する日本最古歌集「万葉集」からの出典であると発表された瞬間から、万葉集は一躍脚光を浴びています。すでにご存じの通り「令和」は万葉集巻五・八一五~八四六番歌の前に置かれた漢文の「序」から採られました。皆さんの中にも、書店にならぶ万葉集関連の新書を手に取って、知りたいなと思った方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

というわけで今回のボタニカル研究所のブログでは、いつもの植物のある暮らしをテーマにした内容からすこし間口を広げて、美しく和やかな日本人の心を万葉集の「梅」にまつわる歌とともにご紹介しようと思います。

 

初春の令月にして、気淑(よ)く風和らぎ

梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き

蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫らす

(梅花の歌三十二首 序 巻五)

【口語訳】時あたかも初春の好き月、空気は美しく風はやわらかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉のごとく白く咲き、蘭は身を飾った香のごとき香りをただよわせている

 

「梅花の歌三十二首」とは天平2年(730年)に大宰府の長官であった大伴旅人が主催した「梅花の宴」で読まれた歌々です。「中国には多くの梅の詩がある。われわれはこの庭の梅を和歌に詠もうではないか」と参集した人々に和漢折衷の斬新な創作活動を呼び掛けました。当時の大宰府は古代の行政機関であり、大陸文化が最初に入ってくる地でもありました。その長官宅の庭には、当時はまだ珍しい外来の植物であったウメが植えられ、それをテーマに掲げて漢詩文を翻案して和歌を詠むという先鋭的な宴が催されたのです。ではどのような歌が詠まれたのでしょうか?ご紹介していきます。

 

梅の花 折りてかざせる 諸人(もろひと)は

今日(けふ)の間は 楽しくあるべし

(荒氏稲布(こうしのいなしき) 巻五 八三二)

【口語訳】梅の花を折りかざして遊ぶ人々は、こぞって今日一日が楽しいことだろう

 

わが園に 梅の花散る ひさかたの

天(あめ)より雪の 流れ来るかも

(大伴旅人(おおとものたびと) 巻五 八二二)

【口語訳】わが庭に梅の花が散る。天涯の果てから雪が流れ来るよ

 

正月(むつき)立ち 春の来(きた)らば かくしこそ

梅を招(を)きつつ 楽しきを経(へ)め

(紀卿(きのまえつきみ) 巻五 八一五)

【口語訳】正月になり新春がやって来たら、このように梅の寿を招きながら、楽しき日を尽くそう

 

春されば 木末(こぬれ)隠れて 鴬(うぐひす)そ

鳴きて去(い)ぬなる 梅が下枝(しづえに)

(山口若麻呂(やまぐちわかまろ) 巻五 八二七)

【口語訳】春になると梅の梢では姿も隠れてしまって、鶯は、鳴き移るようだ、下枝の方に

 

うち靡(なび)く 春の柳とわが宿の

梅の花とを 如何(いか)にか分かむ

(史氏大原(ししおおはら) 巻五 八二六)

【口語訳】霞こめる春の美しく芽ぶく柳と、わが庭に咲き誇る梅の花と、そのよしあしをどのように区別しよう

 

来月の10月22日には「即位礼正殿の儀」が行われます。これは新天皇の即位を国内外に示す儀式で、国内はもちろん、国外からも国家元首や首脳が参列されます。今年一年かけて行われる即位の儀式の中で、最も重要で盛大な儀式です。

そんな時代の節目、記念すべき2019年はどのような年になるのでしょうか?めまぐるしく変化する時代に焦りを感じることもありますが、万葉の時代から令和の現代まで何百年を経ても、日本人の感性は花の下に生きていることを感じると、ほっとする心地がします。

 

 


「疲労回復!お酢でパワーチャージ!」

急に暑くなってきましたね。5月というのに真夏日が続いたり、梅雨を前に気温の変動が激しくて、体調管理に苦戦します。春からの新生活、連休を過ぎてそろそろお疲れモードという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今日はそんな疲れた体にパワーチャージ!元気が出て、健康・美肌・ダイエットにも効果がある「バナナ酢」のご紹介です。

バナナを漬けたお酢を飲むだけでできる健康法。料理研究家で管理栄養士の村上祥子さんが解説するには

「バナナと酢は健康・美容・どちらにも有効な万能食品。バナナに多く含まれるカリウムはむくみを取るだけでなく、高血圧の予防改善にも効果的。同様に酢にも血流を促す作用があるため高血圧予防には最適」なんだそうです。

さらに注目したいのはその疲労回復効果。

「酢に含まれる酢酸は脂肪や糖をエネルギーに変える仕組み『クエン酸回路』を活発化します。この回路が活発になることで、筋肉中にたまった乳酸が分解され、疲労を取り除いてくれるのです」

「そして乳酸だけでなく体脂肪の分解も促すため、ダイエットにも効果的。酢は糖の吸収を抑える働きもあるので、食前にバナナ酢を大さじ一杯飲んでおけば、食べすぎを防ぎながら食後の血糖値の上昇を抑えられます」

なんといいことづくめなんでしょう!

さっそく作ってみましょう。

  

【用意するもの】

バナナ 中 3本

黒砂糖 200g

リンゴ酢 500ml

【作り方】

①バナナを5㎜に輪切りします。

②輪切りしたバナナを耐熱ボールに入れ、黒砂糖とリンゴ酢を加えます。

③ラップはせずに1分20秒電子レンジで加熱します。

④保存用の瓶をアルコール消毒します。

⑤瓶に入れ替えたら完成です。

バナナは2週間後に取り出します。取り出したバナナはヨーグルトやバニラアイスなどと一緒に頂いてもおいしいです。

完成したバナナ酢は、室温30度以下であれば1年常温保存が可能です。よくかき混ぜて翌日から飲めますよ。そのまま大さじ1杯を1回量として、1日3~4回を目安に飲んでいただけます。胃が弱い方は加減してくださいね。また、豆乳や炭酸水、パイナップルジュースなどで割って頂くのもおすすめです。

こちらではバナナを使ったレシピをご紹介しましたが、果物はいろんなものに変えても良さそうです。お庭で採れた果物で作ってみるのも素敵ですね。

お気に入りのグラスやおちょこで、お酢から元気をチャージしてみませんか?

 

 


旬のお味をいただきます

 

みなさんこんにちは!

この時期の旬のお味といえば…タケノコですよね。

スーパーで売っているものを買う場合もあれば、どなたかに頂いたり。

タケノコはイネ科タケ亜科タケ類の若芽。日本や中国などの熱帯から亜熱帯に産するものは食材として利用されています。日本では古来、竹林がある地域で食用とされてきました。高級品の産地としては乙訓(現在の京都府長岡京市・向日市・大山崎町)が有名です。私たちの地元北摂とはとても近い場所です。そう思うとさらにこのタケノコが身近なものに感じられます。

でも。

「立派なタケノコを頂いたけど、下処理が面倒だなあ…」

みなさんそう思われたこと、ありませんか?

「確かぬかが要るんだよな」とか、「生米でもいいとかって聞いたけど」などと思いますが、なかなか手が出ない食材でもあります。「ぬかが要る」この定説がタケノコの下処理のハードルを上げている要因でもありますよね。

この時期、スーパーではタケノコのそばにぬかも売られていたり、サービスしてくれたり、セットで手に入りやすいものではあります。しかし掘り出したものをそのまま頂いたときなどは、どうしてよいかと迷うものです。

 

実は…べつにぬかでなくてもいいんです!!お米のとぎ汁で代替できるのですよ。

今回はその検証をレポートしました。

 

1.まず、タケノコは穂先から5㎝程度斜めに切り落とします。今回のタケノコは新芽がにょきにょきと顔を出していましたので、すこし多めに切ったほうが良さそうでした。皮はどこまでむくのか悩みどころですが、全部むこうとせずに外側の土のついている部分はむく、くらいの気持ちでOKです。

2.大きめの鍋に米のとぎ汁をたっぷり入れ、タケノコと、あれば赤唐辛子を加え、中火で茹でます。とぎ汁だけでは不安だったので、生米一掴みも一緒に入れてみました。取り出しやすいようにお茶パックに入れてみます。

3.吹きこぼれに注意しながら、30分から一時間茹でます。今回のタケノコは小ぶりでしたので、一時間弱にしました。竹串がすっと刺さればOKです。

4.火を止め、一晩そのままにしておきます。すでにとてもやさしいタケノコの香りがしています。

5.穂先から皮をむいて水洗いします。完了です!

 

茹でたてを実食してみましたが、ややしぶみを感じます。心配しましたが、料理してみると全くしぶみは感じませんでした。成功です。

 

タケノコのあくは、掘り出してから下処理まで時間を置くと、強くなってしまいます。がんばってここまでは早く片付けて、タッパやジップロックに水を入れて冷蔵保存をおすすめします。毎日お水を交換すれば10日ほど保存できますよ。

タケノコご飯

 

チンジャオロース

ぜんぶおいしくいただきま~す!みなさんもぜひ、春のパワーいっぱいのタケノコで、旬のエネルギーを体にチャージしませんか?


挿し木ばらの植え替えをしよう

こんにちは!寒い冬の間、動きが停滞していた植物たちも、この春の陽気で動きが活発になって来ました。そろそろ春本番、園芸シーズンの到来ですね。

 

今日は挿し木で増やしたばらの管理について、ご紹介したいと思います。

というのも。このところの気温の上昇で、挿し木した時の小さな鉢の乾きがとても早くて、水やりが追いつかなくなってきたからです。同じような経験をしていらっしゃる方、いるのではないでしょうか?

こちらが植え替える前のばら。

今回のばらは「アイスバーグ(白)」です。

下の写真は親株です。生育旺盛で大きくしなやかに育つばらです。

3号ポットより小さい素焼き鉢に、昨年の秋に挿し木したままの状態でした。冬の落葉後にしっかりと芽吹き、鉢の底から発根が目視で確認できます。植え替えには十分です。とはいえ、まだ遅霜の可能性もある寒い時期。作業は慎重に行います。

このまま根鉢を崩さず、5号スリット鉢に植え替えです。使う土は「ばら専用培養土」があれば安心です。なければ一般的な花苗用の培養土(ふわふわしすぎると感じたら赤玉土などを適量加えます)でOKです。鉢にお勧めなのはスリット鉢です。今回使用するサイズは5号の長鉢、スリット鉢は水はけがよく、深さも適当なので、ばらを最初に植え付けるにはぴったりです。

植え替え直後は日光に当てるのは避けて、軒下などで養生します。数日はこの場所で水を切らさないように注意します。

 

忘れないように、品種名と植え替えた時期などを記入しておきます。

ここでひとつポイント!

ダメージを受けた赤ちゃん苗に活力剤をあげることをお忘れなく。

  

肥料と間違えないでくださいね。活力剤は弱った株を元気にしたり、発根を促進したりするためのものです。

 

このままぐんぐん元気に育ってくれますように。

最後に。このあと、春の開花シーズンに蕾をつけるかもしれませんが、ここは心を鬼にして花はあきらめてくださいね。(蕾のうちに切ってください。まずは株を大きく強くさせるほうが先決です。)

みなさんのお庭のばらも元気いっぱい咲きますように!!


びわの葉で草木染め

びわの葉をたくさんいただきました。常緑のびわの樹は年間を通じて徐々に葉が落ちるので、集めるのが容易です。今日はそれを使って草木染に挑戦したいと思います。

 

【用意する物】

びわの葉(適量)

排水溝ネット(1枚)

ミョウバン(スーパーの食料品コーナーにあります)

豆乳(下処理に使います)

鍋(大きめが二つあれば便利)

染めたいもの(今回は綿のふきん)

【手順】

①ふきんはあらかじめ洗濯して糊などを落としておきます。(=精錬)

②豆乳:水を1:1で混ぜたものに、ふきんを20分つけます。(=タンパク質処理)

〈ポイント!〉植物からできた綿のふきんは、タンパク質と反応させることで染料が繊維と結合します。この処理は動物性のもの(例えば絹のような)を染める時には必要ありません。なお、合成繊維であるポリエステルなどは草木染めでは染まりません。

③水:ミョウバンを100ml:5gほどの割合で溶かして鍋に入れ、沸騰させます。

④③とは別の鍋に、水をびわの葉を排水溝ネットに入れて輪ゴムで口を縛ったものを入れ、煮立たせます。しばらくするとお茶のような香りがして、お湯が茶色くなります。そこに、②のふきんをよく絞って加えます。そのあとしばらく煮立たせながらかき混ぜ、色素を染み込ませます。

⑤ある程度ふきんに色が染まってきたら、③のミョウバンを溶かした鍋にふきんを移します。そうして③の鍋を煮立たせます。(=色留め)

⑥③の鍋からふきんを取出し、よく水洗いします。

⑦直射日光を避け、よく乾かしたら完成です。

〈ポイント!〉必ず屋内で乾燥させます。草木染めはデリケートです。紫外線により色あせてしまいます。

淡い自然な風合いに仕上がりました。(下の生成りがもとのふきんです。)今回の草木染めは薄いイエローの染まりました。同じ草木染めでも、葉っぱの種類や取れた時期、室温などによって染め上がりの様子も違ってきます。それがとても面白いところです。そして合成染料と違ってすべて食用にできるもので作業するので、染めた後の残り湯などは排水溝に簡単に流して処理できます。(ミョウバンも、浅漬けの色留めに使われるので安全です。)染めに使う植物も無農薬で育てたものなら、さらに心地いいものです。

夏休みの自由研究に草木染め、ぜひ!

 


植物のための愛のパトロール

みなさんこんにちは。

私たち造園業に携わる専門家がお庭のお手入れにお伺いできるのは、一年のうちほんの数日です。それ以外の大部分の植物のお手入れは、お客様にお任せするほかないのです。

「花に虫がついた!」「病気なのか、様子がおかしい!」お庭では毎日いろいろなことが起こります。高木など、目の届かない場所は困難でも、鉢植えや下草は、毎日の水遣りついでの観察で防除できることがたくさんあります。それは薬剤を使う場合もありますが、もっと簡単なことで防げる場合も多くあります。たとえば、発生直後のハダニやアブラムシは、シャワーホースの圧力で葉を清浄するだけで吹き飛ばせますし、観葉植物についたカイガラムシなども、歯ブラシで簡単に退治できます。大切なのはよく様子を見てもらうこと、これに尽きると思うのです。

お客様の中には、お子さんが小さかったり、ペットがいたり、と、なるべく薬剤を使わないで植物を育てたいというお客様がおられます。先日も、マンションのベランダで洗濯物を干すので噴霧器やエアゾールタイプの薬剤をなるべく使いたくないというお悩みをお聞きしました。薬剤の中には、顆粒タイプで土にばらまくものや、水遣りジョウロに希釈するものなど、さまざまな形状のものがあります。大きな樹木となるとプロの仕事となってしまうのですが、小さな花苗など鉢物では、これらをうまく選択して予防していくことができます。植物成分由来のものもあります。ぜひ毎日の水遣りのついでパトロール、実施して下さいね。

 


梅雨のじめじめ吹き飛ばす 植物のパワー

湿度の高い日が増えてきました。

じめじめとした空気、部屋の中を換気してもすっきりしないこと、ありませんか?そんなときは植物の力を借りてリフレッシュしましょう!

お庭でミントなどのハーブ類を育てている方、多いのでは?

「すごく丈夫で大きく育ってるんんだけど、こんなにミントの使い道がない」という声もよく聞きます。ならばバッサリと切って束ねてしまいませんか。スワッグとしてお部屋の窓辺や玄関に吊るす、それだけでとても気持ちがいい香りがします。

そして、もっと爽快感を長く楽しみたい方には「ハッカ油」の活用がおすすめです。アロマオイルは高い?いえいえ、ハッカ油は数百円でドラッグストアでも購入できる優れものです。数滴を霧吹きに入れて玄関マットにシュッとすれば、とてもすがすがしいおもてなしになります。また粗塩を盛り、ハッカ油を数滴たらしてトイレの隅に置いておけば、風水的にも良い気の流れになるとか。ハッカは日本古来のハーブなのです。

ぜひお試しくださいね。

 


植物の健康も予防から!

近畿地方は梅雨入り間近。

じめじめと鬱陶しい季節がやって来ます。今年は5月に急に暑くなる日があったためか、アブラムシなどの害虫の発生も目立っているように感じます。そして植物にとって害虫被害の対策と並んで大切なのが、「菌・ウイルス対策」です。植物に白い粉のようなものが付着する「うどんこ病」や、葉っぱに黒い斑点が現れる「黒星病」などなど…。他にも菌やウイルスが原因の病気はこの時期に多発します。

私たちの体も健康のためには常日頃の予防意識が大切ですが、植物の健康だった同じです。予防は早めのスタートが肝心。

そこで梅雨入りのこの時期、雨が降る数日前をめがけた抗菌剤散布がおすすめです。「雨が降ると薬剤が流れてしまうのでは?」と思いますが、数日前なら大丈夫です。雨の前には湿度が上昇し、菌の活動も活発になります。雨の水滴の刺激によって菌の胞子がはじけて被害が拡散する前に予防しておくという方法は効率的です。

殺菌剤を希釈し、噴霧器を使って植物全体にふりかけてやって下さいね。(噴霧器がない場合は1リットルのペットボトルにスプレーをつけて霧吹きの代用にすれば、面倒な1000倍希釈も手間いらずです。)朝夕など直射日光の強い時間帯を避け、水遣りを済ませ、植物が水分を蓄えた状態で散布するのが、薬害を抑える上で理想的です。薬剤の定着をよくするため、ぜひ展着剤を一緒に混ぜて噴霧してやって下さい。このひと手間で植物への薬剤の定着率が良くなります。植物の蒸散システムは葉の裏の気孔にありますので、裏側も念入りに。黒星病など、土壌からの跳ね返りによる被害には土壌灌水も効果的ですよ。

とはいえ、うちのお庭の木は大きくてとても無理!という方。植物の害虫・病気対策もプロのお庭やさんにご相談くださいね。お庭の梅雨対策お早めに!


庭のお花でドライフラワー&スワッグを作ろう

「お庭のお花を楽しむには?~ドライフラワー&スワッグを作ろう~」

お庭で咲いたお花。お花が散るまでお庭で楽しむのももちろんいいのですが、今日は摘んだお花を手軽に楽しむ方法をご紹介します。ドライフラワー&スワッグ作りです。

まずはお花を摘んでドライフラワーにしてみましょう。写真はバラの花ですが、ドライフラワーにして美しい花は他にもたくさんあります。切る時のポイントは、茎(ステム)を長めにとって切ることです。(切った後のアレンジがしやすくなります。)ドライフラワーにするには、茎を麻ひもなどでしばり、風通しの良い日陰に逆さづりにして干します。

写真は乾燥して2日目のバラ。葉っぱはしっかりしていますが、花弁は早くも縮んできています。

季節やお部屋の湿度などの状態によりますが、すっかり水分が抜けてカサカサに乾燥すればドライフラワーの完成です。

今日はそれをスワッグにします。スワッグとは「壁掛け」という意味で、玄関先やドアなどの壁面に飾る花束のことです。通常花束を逆さにした形で飾ります。インテリアとして楽しむだけでなく、運気を良くしたり、邪気を祓うなどの意味があるそうです。お客様をもてなす特別な日に飾ってもいいですね。花屋さんで買ったお花より、お庭で咲いたお花をスワッグにすれば、ティータイムの会話も弾みそうです。

スワッグ作りに決まりはありませんが、お花だけではなく枝ぶりの華奢な葉っぱものなどの植物を背面に入れて、かすみ草などのような小花をクッションにしながら組むと立体的に仕上がります。お庭にミモザやユーカリ、オリーブ、ヒバの木などがあれば、一緒にドライにしておくといいですね。

包装紙や英字新聞で包み、麻紐で縛ればナチュラルスワッグの完成です。

お花の咲いている期間は短いですが、ドライフラワーにすればその美しさをナチュラルな姿で長く楽しむことができます。ドライ独特の心地よい花の香りに満たされて、とってもおススメです。


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