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植物の健康も予防から!

近畿地方は梅雨入り間近。

じめじめと鬱陶しい季節がやって来ます。今年は5月に急に暑くなる日があったためか、アブラムシなどの害虫の発生も目立っているように感じます。そして植物にとって害虫被害の対策と並んで大切なのが、「菌・ウイルス対策」です。植物に白い粉のようなものが付着する「うどんこ病」や、葉っぱに黒い斑点が現れる「黒星病」などなど…。他にも菌やウイルスが原因の病気はこの時期に多発します。

私たちの体も健康のためには常日頃の予防意識が大切ですが、植物の健康だった同じです。予防は早めのスタートが肝心。

そこで梅雨入りのこの時期、雨が降る数日前をめがけた抗菌剤散布がおすすめです。「雨が降ると薬剤が流れてしまうのでは?」と思いますが、数日前なら大丈夫です。雨の前には湿度が上昇し、菌の活動も活発になります。雨の水滴の刺激によって菌の胞子がはじけて被害が拡散する前に予防しておくという方法は効率的です。

殺菌剤を希釈し、噴霧器を使って植物全体にふりかけてやって下さいね。(噴霧器がない場合は1リットルのペットボトルにスプレーをつけて霧吹きの代用にすれば、面倒な1000倍希釈も手間いらずです。)朝夕など直射日光の強い時間帯を避け、水遣りを済ませ、植物が水分を蓄えた状態で散布するのが、薬害を抑える上で理想的です。薬剤の定着をよくするため、ぜひ展着剤を一緒に混ぜて噴霧してやって下さい。このひと手間で植物への薬剤の定着率が良くなります。植物の蒸散システムは葉の裏の気孔にありますので、裏側も念入りに。黒星病など、土壌からの跳ね返りによる被害には土壌灌水も効果的ですよ。

とはいえ、うちのお庭の木は大きくてとても無理!という方。植物の害虫・病気対策もプロのお庭やさんにご相談くださいね。お庭の梅雨対策お早めに!


24節気72候のお話 「小満」 「芒種」 編

今日5月27日の24節気は「小満」です。

「万物しだいに長じて天地に満ち始める」時季であり、前年の秋に植えた麦が成長して穂を実らせると一安心、少し満足。その意味で「小満」とされています。稲作中心の私たち日本人にはあまり知られていないことかもしれませんが、麦は秋に植えられ初夏に刈り入れられます。農耕民族にとって、農作物の出来不出来は死活問題。「小満」という言葉には、昔の人々の生活、ひいては気持ちのありようが、自然とともにあったことがよく表れている気がしませんか?

さらに細かい72候は「紅花栄」です。

ベニバナは、古代エジプト時代から染料として栽培されてきた植物です。日本でもすでに万葉集の中で「末摘花(すえつむのはな)」の名で登場しています。紫式部の源氏物語の姫君の名前としても登場しますね。咲きながら黄色の花が次第に紅色へと変わっていく姿は、古来より恋心にも例えられてきました。

雨が少なく過ごしやすい時季ですが、梅雨を目前に天候が先走るようにぐずつく「走り梅雨」となることがあります。6月1日は衣替えです。それまでに夏の準備を少しずつがんばって始めて行きましょう!(今日は蒸し暑く、今年初めてサーキュレーターで風を送りながら執筆中です。)

 

【小満】

第二十二候 5月21日~5月25日 「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」

第二十三候 5月26日~5月30日 「紅花栄(べにばなさく)」

第二十四候 5月31日~6月4日 「麦秋至(むぎのときいたる)」・・・

 

【芒種】

第二十五候 6月5日~6月9日 「蟷螂生(かまきりしょうず)」

第二十六候 6月10日~6月15日 「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」

第二十七候 6月16日~6月20日 「梅子黄(うめのみきばむ)」・・・

 

 

今後もこのページでは「24節気72候」について随時紹介していきたいと思っています。風情季節感ある感性をお伝えできますように。


24節気72候のお話 「清明」 「穀雨」 「立夏」 編

今日5月14日は立夏です。

夏のはじまりの時期で、春分と夏至の中間にあたります。

三月上旬の「啓蟄」の候で、土中で越冬した生き物が動き出す時期と紹介しましたが、第二十候では「蚯蚓出る(みみずいずる)」という候が出てきます。確かに、このころに花壇や畑の土を耕すとたくさんのみみずに出会います。

皆さん夏野菜の苗は植えましたか?お庭の一角で夏野菜を育てる家庭もたくさんあるようです。育てやすいミニトマトやナス、ピーマン。グリーンカーテンにも向くゴーヤやキュウリ。変わり種としてはトウガラシやミョウガ、ラッカセイなどなど。深めのプランターで手軽に育てることも出来ます。この時期ならではの楽しみです。

本格的は衣替えや暖房器具の片づけ、夏の入口を感じる季節です。日が長くなり、日ごときつくなる日差しによる紫外線を浴び、夕暮れ時の涼しさにほっとするという季節のお訪れです。

 

【清明】

第十三候 4月4日~4月8日 「玄鳥至(つばめきたる)」

第十四候 4月9日~4月13日 「鴻鴈北(こうがんかえる)」

第十五候 4月14日~4月19日 「虹始見(にじはじめてあらわる)」・・・

 

【穀雨】

第十六候 4月20日~4月24日 「葭始生(あしはじめてしょうず)」

第十七候 4月25日~4月29日 「霜止出苗(しもやんでなえいずる)」

第十八候 4月30日~5月4日 「牡丹華(ぼたんはなさく)」・・・

 

【立夏】

第十九候 5月5日~5月9日 「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」

第二十候 5月10日~5月14日 「蚯蚓出(みみずいずる)」

第二十一候 5月15日~5月20日 「竹笋生(たけのこしょうず)」・・・

 

今後もこのページでは「24節気72候」について随時紹介していきたいと思っています。風情季節感ある感性をお伝えできますように。


庭のお花でドライフラワー&スワッグを作ろう

「お庭のお花を楽しむには?~ドライフラワー&スワッグを作ろう~」

お庭で咲いたお花。お花が散るまでお庭で楽しむのももちろんいいのですが、今日は摘んだお花を手軽に楽しむ方法をご紹介します。ドライフラワー&スワッグ作りです。

まずはお花を摘んでドライフラワーにしてみましょう。写真はバラの花ですが、ドライフラワーにして美しい花は他にもたくさんあります。切る時のポイントは、茎(ステム)を長めにとって切ることです。(切った後のアレンジがしやすくなります。)ドライフラワーにするには、茎を麻ひもなどでしばり、風通しの良い日陰に逆さづりにして干します。

写真は乾燥して2日目のバラ。葉っぱはしっかりしていますが、花弁は早くも縮んできています。

季節やお部屋の湿度などの状態によりますが、すっかり水分が抜けてカサカサに乾燥すればドライフラワーの完成です。

今日はそれをスワッグにします。スワッグとは「壁掛け」という意味で、玄関先やドアなどの壁面に飾る花束のことです。通常花束を逆さにした形で飾ります。インテリアとして楽しむだけでなく、運気を良くしたり、邪気を祓うなどの意味があるそうです。お客様をもてなす特別な日に飾ってもいいですね。花屋さんで買ったお花より、お庭で咲いたお花をスワッグにすれば、ティータイムの会話も弾みそうです。

スワッグ作りに決まりはありませんが、お花だけではなく枝ぶりの華奢な葉っぱものなどの植物を背面に入れて、かすみ草などのような小花をクッションにしながら組むと立体的に仕上がります。お庭にミモザやユーカリ、オリーブ、ヒバの木などがあれば、一緒にドライにしておくといいですね。

包装紙や英字新聞で包み、麻紐で縛ればナチュラルスワッグの完成です。

お花の咲いている期間は短いですが、ドライフラワーにすればその美しさをナチュラルな姿で長く楽しむことができます。ドライ独特の心地よい花の香りに満たされて、とってもおススメです。


母の日のカーネーション

日頃からお世話になっているお母さん。だいすきなお母さん。母の日に感謝やねぎらいの気持ちを込めてプレゼントを贈る風習は、日本でもすっかりおなじみになっていますね。

ところで皆さんは母の日の由来についてご存知ですか?諸説あるようですが、今回はその中で最も有力な説をご紹介します。「そいういえばなぜカーネーションなんだろう?」などの疑問もわいてきますよね。

発端は、1907年アメリカに住んでいたアンナ・ジャービスという女性が、苦労して自分を育ててくれた母を悼み、葬儀の際に教会の祭壇を真っ白なカーネーションで飾ったこととされています。お母さんが大好きだった白いカーネーション。これをきっかけに全米に母に感謝する日を、という動きが広まり、1914年、アメリカ合衆国議会により、アンナの母が亡くなった5月の第二日曜を「母の日」と制定したそうです。

なるほど、母の日はアメリカ発祥だったのですね。ところで、白いカーネーション???一般的は母の日のカーネーションのイメージは、赤のような気がしますね。そうなのです。当初は、母親が生きている場合は赤を、亡くなっている場合は白を、自分の胸に飾るのが習わしでした。いつのまにかそれが、お母さんへカーネーションを贈る風習へとつながっていったのですね。

先日足を運んだ園芸店には、ギフト花としてカーネーションとともにアジサイもたくさん並んでいました。ほかにも、ハーバリウム・リース・スワッグ・プリザーブドフラワー・アレンジメントなど、花を用いたギフトはたくさんあります。

今年の母の日は5月13日です。みなさんも素敵なボタニカルギフト、探してみてはいかがでしょうか?


4月8日は「花まつり」

今日4月8日は「花まつり」の日であることをご存知ですか?

なじみの少ないおまつりのようですが、実は仏教ではお釈迦様の誕生をお祝いする大切な日です。「花まつり」の今日は日本各地のお寺などで「灌仏会(かんぶつえ)」という行事が行われます。お釈迦さまの像などに、柄杓で甘茶をかけるところを見たことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

さて今日はその「花まつり」と「甘茶」という植物との関わりについて紹介したいと思います。

まず、お釈迦様に甘茶をかける理由です。これはお釈迦様がお生まれになった時、九頭龍が現れて甘露の雨を降らせたといわれている伝説に由来しています。今でも高級な煎茶を甘露と呼んだりしますが、本来の甘露とは甘い雨という意味なのです。お釈迦様に甘茶をかけて誕生の様子を再現しているというわけですね。

そしてその甘茶の原料に「アマチャ」の若葉を使用します。ちょうど今頃、早咲き品種のガクアジサイが花屋さんの店先にも並び始めましたが、アマチャはそれにとても似た花を咲かせます。アマチャはアジサイ科アジサイ属ガクアジサイの変種なのです。

アマチャは中部山地を中心として各地に自生しています。アジサイと見分けがつきにくいほどよく似ていますね。栽培用のものもありますので、自宅のお庭で栽培することもできますよ。

日曜日です。春の心地よいお天気のもと、お近くで灌仏会の行事を行っているお寺などに散策に出かけてみてはいかがでしょうか。


24節気72候のお話 「啓蟄」「春分」編

いよいよ3月も終わりです。本格的な春の到来、日増しに強くなる日差しを感じます。全国的に桜の開花が進み、今週末にはお花見のピークを迎えるところも多いのではないでしょうか。一年で最もウキウキする時期ですね。一方で、学校や職場での送別や転居など、現代では生活の変化が多く、心と体がアンバランスで不安定な状態にもなりやすい季節です。そんな時には立ち止まって深呼吸を。昔からの日本人の知恵や感性に、はっとさせられることも少なくありません。

このページでは、そんな季節の移り変わりと日本の風土、暮らしなどについて「24節気72候」という暦日に着目してご紹介しています。

ところで春分といえば「春分の日」。3月21日は祝日でした。秋分と同様に昼と夜の長さが同じになる日「春分の日」「秋分の日」を中日として、その前後3日を「お彼岸」と言います。この「お彼岸」のいわれについて、正確に説明できる日本人は意外に少ないようです。みなさんはいかがでしょうか?

まず、「お彼岸」は「雑節」と呼ばれる特別な暦日に含まれます。「雑節(ざっせつ)」とは、24節気や5節句などの暦日の他に、季節の移り変わりをより的確につかむために設けられた特別な暦日のことです。(ほかに節分、半夏生、土用など全部で9つあります。)

仏教では私たちの住む世界をこちらの岸(此岸:しがん)、三途の川を挟んでご先祖の住む世界をあちらの岸(彼岸:ひがん)、と考えます。極楽浄土は西の方にあるとされているため、太陽が真西に沈む春分・秋分にお墓参りや先祖供養を行うようになったと言われています。これは本来の仏教にはない日本独自の風習だそうです。昔から先祖崇拝や自然の豊作に感謝してきた日本らしい文化が影響している気がしますね。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。これは単に気候について言っているのではなく、彼岸の頃は、迷い煩悩に惑わされている人間が悟りの世界と通じる時でもあるということを表しているそうです。暑さ寒さやそれに伴うさまざまな辛さも、このころには和らいで楽になるよ、という励ましの意味がこめられているそうです。なんだか優しい気持ちになる言葉だと思います。

 

【啓蟄】

第七候 3月5日~3月9日 「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」

第八候 3月10日~3月14日 「桃始笑(ももはじめてさく)」

第九候 3月15日~3月19日 「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」・・・

 

【春分】

第十候 3月20日~3月24日 「雀始巣(すずめはじめてすくう)」

第十一候 3月25日~3月29日 「桜始開(さくらはじめてひらく)」

第十二候 3月30日~4月3日 「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」・・・

 

今後もこのページでは「24節気72候」について随時紹介していきたいと思っています。風情季節感ある感性をお伝えできますように。


神戸市立森林植物園

3月14日(水)

先日、神戸市立森林植物園にて伐採工事を行いました。

現場までは車で行けず、道具を台車に乗せて山道を歩いていきます。

目的のクロマツ。右部分が枯れて先から崩れています。

根本も腐食が進み、健全な状態ではありません。

安全を確かめ、樹の上部に上がっていきます。

ここから先は切除した丸太が落ちてくるので、

撮影できませんでした。

ロープでのクライミングは、特殊な技術になり、

特別な訓練を受けて資格を得た者が安全に行っています。

今後このような技術を少しずつ紹介していきたいと思います。


六甲高山植物園 その3

3月6日(火)

先日、六甲高山植物園にて伐採工事を行いました。

温室に日光をもっと入れたいという事で、際に立つカラマツを3本伐採。

周りに障害となる物があるので、専門家を呼んで特殊伐採チームを結成。

特殊な装備に、特殊な道具を準備し、

最も安全なロープアクセス技術で、樹の上部まで上がります。

真下に落ちないように、別の場所にロープで下ろしていきます

そしてトップカット。

一番緊張する瞬間で、真下に落ちないように主幹に吊るすロープワーク。

最後は、ウィンチで引っ張り、思い通りの方向に確実に倒していきます。

安全に、確実に、伐採完了。

特殊伐採チームの皆様、厳しい天候の中お疲れ様でした。


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