こんにちは。だんだんと冷え込みが強くなり、ストーブやブランケットが恋しい季節になりました。
二十四節気では、今日11月8日は「立冬」です。
暦のうえでは冬の始まりです。暦便覧では「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と説明されています。「もう冬ですよ」という意味ではなく「これから冬らしく寒くなっていきますよ」というのが、立冬なんですね。北国から初雪の便りが届いたり、冬の季節風が吹き始めますが、実際に多くの地域ではまだまだ秋らしい気配です。
秋分と冬至の中間で、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、今日から立春の前日までが冬とされています。11月上旬の平年の最低気温は10℃前後。
さてここで気になるのが、観葉植物など寒さが苦手な植物の管理です。
(写真左:コーヒーの木 写真右:フランスゴムの木)
「観葉植物って、いつ屋内に入れたらいいの?」
よくご質問を受けます。客観的な指標として、その植物の越冬可能な最低気温を調べ、天気予報や実際の戸外の気温を見て判断するのがもっとも安全です。
しかし、その植物の最低気温が5℃となっていても、綺麗に冬越ししたいのであれば10℃を切るころから屋内へ移動させてやりたいところです。最低気温はあくまでも「枯れはしない」という温度であり、「寒さで傷まない」という温度ではないということですね。
熱帯性の植物は最低気温5℃前後というものが多いものです。私たちがストーブやブランケットが恋しくなるころ、植物たちも寒がっているかもしれないな、と思うとちょうどいいかもしれません。温かいお部屋に入れてやって、元気に育てて下さいね。