お庭のローゼルでティータイム!ハイビスカスティー

皆さんこんにちは!

さて突然ですが、この写真の実がなんだかご存知でしょうか?

正解は「ローゼル」という花の実です。いえ、正確にはこれは実ではなく、花の蕚(がく)と苞(ほう)が肥大したものです。花を咲かせた後、果実の部分を中に包むように濃い紅色の蕚と苞が形成され、この部分がハーブティーのハイビスカスティーの原料になります。花の様子も似ているので、しばしばハイビスカスと混同されてしまうこの植物。今日はこちらの植物を使ったハーブティーレシピをご紹介いたします。

(蕚と苞に包まれた果実の断面。少しオクラのような粘り気があります。)

 

【ローゼル】

●アオイ科フヨウ属の一年生または多年生亜灌木(亜低木)

●花はクリーム色で9月から11月に開花

●蕚と苞が肥大化した部分は酸味があって生食できる

●入手方法は、春に園芸店などで苗ポットで流通するものを購入する(鉢植え可)

 

 

ローゼルは本来多年草に属する植物で、原産国の温かい国などでは2~3メートルの高さで育ちます。日本では寒い冬を越すことができないため、一年草扱いとなっています。ローゼルはハイビスカスに似たクリーム色の美しい花を咲かせます。

ローゼルには多くの栄養成分が含まれていて、古くから食用として栽培されてきた歴史を持ちます。クエン酸などの植物酸が豊富で、ビタミンCやペクチンなども多く含まれます。利尿作用や緩やかな下剤としての作用などから、とくに女性に人気のハーブティーです。(生薬としての名を「洛神花」と言います。)ハイビスカスティーは世界三大美女のクレオパトラが愛した飲み物としても有名で、ハーブティーのほかにも、ジャム、ゼリー、酒、清涼飲料などに利用されます。高い栄養価に加え、料理しても鮮やかな色を残すことが目にも美しく、今も昔も人を引きつけるのでしょう。

レシピは簡単です。生食できるのでそのまま使えます。蕚と苞だけをお湯に浮かべ、しばらく待つだけでこのように鮮やかなハーブティーが出来上がります。量がたくさん採れない時は、乾燥させて少量を煮出して用いてもいいでしょう。ジャムにする場合、リンゴなど手に入りやすい果実を加えて量を増やし、酸味と鮮やかな色味を楽しみましょう。

茎まで美しい黒紅色のローゼル。お庭で育てて、枝のまま切ってドライフラワーにするのもお勧めですよ。


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