みなさんこんにちは!
この時期の旬のお味といえば…タケノコですよね。
スーパーで売っているものを買う場合もあれば、どなたかに頂いたり。
タケノコはイネ科タケ亜科タケ類の若芽。日本や中国などの熱帯から亜熱帯に産するものは食材として利用されています。日本では古来、竹林がある地域で食用とされてきました。高級品の産地としては乙訓(現在の京都府長岡京市・向日市・大山崎町)が有名です。私たちの地元北摂とはとても近い場所です。そう思うとさらにこのタケノコが身近なものに感じられます。
でも。
「立派なタケノコを頂いたけど、下処理が面倒だなあ…」
みなさんそう思われたこと、ありませんか?
「確かぬかが要るんだよな」とか、「生米でもいいとかって聞いたけど」などと思いますが、なかなか手が出ない食材でもあります。「ぬかが要る」この定説がタケノコの下処理のハードルを上げている要因でもありますよね。
この時期、スーパーではタケノコのそばにぬかも売られていたり、サービスしてくれたり、セットで手に入りやすいものではあります。しかし掘り出したものをそのまま頂いたときなどは、どうしてよいかと迷うものです。
実は…べつにぬかでなくてもいいんです!!お米のとぎ汁で代替できるのですよ。
今回はその検証をレポートしました。
1.まず、タケノコは穂先から5㎝程度斜めに切り落とします。今回のタケノコは新芽がにょきにょきと顔を出していましたので、すこし多めに切ったほうが良さそうでした。皮はどこまでむくのか悩みどころですが、全部むこうとせずに外側の土のついている部分はむく、くらいの気持ちでOKです。
2.大きめの鍋に米のとぎ汁をたっぷり入れ、タケノコと、あれば赤唐辛子を加え、中火で茹でます。とぎ汁だけでは不安だったので、生米一掴みも一緒に入れてみました。取り出しやすいようにお茶パックに入れてみます。
3.吹きこぼれに注意しながら、30分から一時間茹でます。今回のタケノコは小ぶりでしたので、一時間弱にしました。竹串がすっと刺さればOKです。
4.火を止め、一晩そのままにしておきます。すでにとてもやさしいタケノコの香りがしています。
5.穂先から皮をむいて水洗いします。完了です!
茹でたてを実食してみましたが、ややしぶみを感じます。心配しましたが、料理してみると全くしぶみは感じませんでした。成功です。
タケノコのあくは、掘り出してから下処理まで時間を置くと、強くなってしまいます。がんばってここまでは早く片付けて、タッパやジップロックに水を入れて冷蔵保存をおすすめします。毎日お水を交換すれば10日ほど保存できますよ。
タケノコご飯
チンジャオロース
ぜんぶおいしくいただきま~す!みなさんもぜひ、春のパワーいっぱいのタケノコで、旬のエネルギーを体にチャージしませんか?