24節気72候のお話 「小満」 「芒種」 編

今日5月27日の24節気は「小満」です。

「万物しだいに長じて天地に満ち始める」時季であり、前年の秋に植えた麦が成長して穂を実らせると一安心、少し満足。その意味で「小満」とされています。稲作中心の私たち日本人にはあまり知られていないことかもしれませんが、麦は秋に植えられ初夏に刈り入れられます。農耕民族にとって、農作物の出来不出来は死活問題。「小満」という言葉には、昔の人々の生活、ひいては気持ちのありようが、自然とともにあったことがよく表れている気がしませんか?

さらに細かい72候は「紅花栄」です。

ベニバナは、古代エジプト時代から染料として栽培されてきた植物です。日本でもすでに万葉集の中で「末摘花(すえつむのはな)」の名で登場しています。紫式部の源氏物語の姫君の名前としても登場しますね。咲きながら黄色の花が次第に紅色へと変わっていく姿は、古来より恋心にも例えられてきました。

雨が少なく過ごしやすい時季ですが、梅雨を目前に天候が先走るようにぐずつく「走り梅雨」となることがあります。6月1日は衣替えです。それまでに夏の準備を少しずつがんばって始めて行きましょう!(今日は蒸し暑く、今年初めてサーキュレーターで風を送りながら執筆中です。)

 

【小満】

第二十二候 5月21日~5月25日 「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」

第二十三候 5月26日~5月30日 「紅花栄(べにばなさく)」

第二十四候 5月31日~6月4日 「麦秋至(むぎのときいたる)」・・・

 

【芒種】

第二十五候 6月5日~6月9日 「蟷螂生(かまきりしょうず)」

第二十六候 6月10日~6月15日 「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」

第二十七候 6月16日~6月20日 「梅子黄(うめのみきばむ)」・・・

 

 

今後もこのページでは「24節気72候」について随時紹介していきたいと思っています。風情季節感ある感性をお伝えできますように。


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