#3「ザクロシロップで作るピンクの炭酸割」
ざくろ
柘榴(英:pomegranate)(学名:Punica granatum)
【ザクロってどんな果実?】
ミソハギ科ザクロ属の一種の落葉小高木。庭木などの観賞用に栽培されるほか、食用になります。
ザクロの食用部分である種衣は種子を覆う形で発達します。
江戸時代の園芸書にも記載が見られる古典園芸植物のひとつでもあります。
【分布・生育方法】
ザクロには多くの品種や変種があり、日本に輸入されて店頭に並ぶのはイラン産やカリフォルニア州産が多くなっています。
輸入品は日本産の果実より大きいのが特徴です。
庭木・盆栽など観賞用に栽培されることが多く、矮性のヒメザクロなどは鉢植えでも育てることができます。
【果実を使った簡単な料理例】
実のひとつひとつに種があるので、そのまま食べるより砂糖漬けにしてシロップとして甘酸っぱい風味を楽しんではいかかでしょうか。カクテルなどに使われる赤いシロップの「グレナデンシロップ」がザクロから作ったシロップです。
ザクロの実があれば、簡単にご家庭で作ることが出来ます。
(材料)
ザクロの実 お好きなだけ(g)
グラニュー糖 ザクロの量の半分(g)
(作り方)
①洗ったザクロの実にグラニュー糖を混ぜます。
②瓶に詰めるだけ!時々混ぜて3日ほど置きます。グラニュー糖が溶けきったら完成です。
お水や炭酸水で割って飲むと甘酸っぱくておいしいです。ピンクが鮮やかなのでお酒で割ってカクテルにも。
【庭木として】
日本ではこの果実を食べるための栽培というよりも観賞用としてお庭に植えられてきました。
古くからザクロの樹皮や根皮、果皮などは薬用としても使われてきた歴史があります。
近年では花も八重咲きなど品種改良が進んでおり、庭木としても十分に楽しめます。
国産のザクロは酸味が強いものが多いので、今日スーパーで売られているもののほとんどは海外からの輸入物となっていますが、お庭で採れたザクロを使えば、甘酸っぱい日本古来からの天然の味を楽しむことが出来ます。